2020年度11月定例研究会を11月8日(日曜日)に開催しました。
今回は、研究発表の本数は少なかったのですが、その分だけ質疑応答を含めいろいろな御発言を頂くことが出来ました。
会員としては実質最年少と言っても良い会員からの教育実習の報告があり、「論理を話題とすることを避けて問題の解き方を詳細に指導せよ」という明示的な指導が現実に存在している!という、わが国の数学教育の実状、現場の実態を物語る生々しい報告が多くの参加者にはあまりに新鮮/衝撃的でした。何ともいいようのない思いです。
若手数学教員、数学教員志望の学生の皆さんには、こういう「ベテラン」の奇妙な反数学的な「教育的」圧力に負けない、まずはしっかりとした数学の理解と、多様な学習者の多様な数学へのアプローチを受け止める豊かな数学的な度量を鍛えていって欲しいと願います。
少し前になりますが、11月の定例研究会は、安全な会場確保が難しいため、8月9日、10時から17時に、Zoomを介して行ないました。
そのため、賛助会員はもちろん、一般市民の方にも広く公開しました。
新型コロナウィルスで、影響を受けている中学生、高校生のために、茗渓学園(つくば市)とTECUMの協働プロジェクトが5月27日に開催されました。
茗渓学園谷田部篤雄教諭による学内広報と新妻翔教諭による広報ポスターを公開します。使われているのは、カメラマン河野裕昭氏のご好意で提供頂いた(真実を写していない?)写真です。